本出刃 堺吉信作(白鋼)
サイズ(刃渡り) 150mm
出刃包丁は、和食の最も基本となる「魚の捌き」を完璧にこなすための、多用途の職人包丁です。厚さと重さを備えながら、鋭い切れ味で、魚の頭部の切り離し、骨の処理、身の卸し、すべてを一本で対応します。
毎日、新鮮な魚と向き合う職人の手に、最も信頼される包丁の一つです。和食の基本技術を支える、必須の道具です。
サイズ(刃渡り) 150mm

包丁の特徴:
出刃包丁は、和食文化における最も多用途な包丁の一つです。魚を一匹丸ごと捌く際に、頭部の切り離し、骨の処理、身の卸し、すべてをこなすことができます。厚さと重さが特徴であり、刃全体に力を込めて使用することを前提に設計されています。
名前の由来は、江戸時代の堺の鍛冶職人が出っ歯であったことから「出歯包丁(でばほうちょう)」と呼ばれ、後に「出刃包丁」という表記になったとされています。
主な用途:
出刃包丁の最大の用途は「魚の捌き」です。以下の作業すべてを、一本で対応します:
- 頭部の切り離し:魚の頭と身を分ける作業
- 骨の処理:脊椎骨や肋骨を切断する
- 身の卸し(二枚おろし、三枚おろし):身と骨を分離する
- 皮引き:皮を引く際の下地作成
- 鶏肉の処理:鶏の関節を切る(和食では鶏も扱うため)
- その他の骨付き食材:ウサギ、猪などのジビエの処理
適している食材:
- 鯛、ヒラメ、スズキなどの一般的な白身魚(どのサイズでも対応)
- マグロ(特に大型で骨が太い部位)
- サーモン(骨が太いため出刃が最適)
- 真鯛(特に頭部の処理が多い)
- 鶏肉(関節を切る)
- ウサギ、イノシシなどのジビエ
刃の形状:
出刃包丁の刃は、非常に厚く、重たいのが特徴です。刃の側面は直線的で、峰から刃先までの削り込みは、柳刃よりも緩やかです。そのため、刃先の鋭角さは柳刃に比べて劣りますが、刃全体で力強く食材を切り進む設計になっています。
刃は片刃であり、右利き用では右側に刃がついています。刃元付近には、厚みを活かして骨を叩き切るのに用いる、やや丸い刃元部分があります。この部分をまな板に対して垂直に当て、刃の重さと握った手の力で、骨をたたき割ります。
一般的な刃渡り:
出刃包丁のサイズバリエーションは、他のどの包丁より豊富です:
- 105mm~120mm:小出刃。小ぶりな魚や、細かい作業用。家庭用や、小型の魚を扱う店向け
- 150mm:標準的なサイズの小さめ。一般的な飲食店向け
- 165mm:最も一般的なサイズ。毎日様々な大きさの魚を扱う店に最適
- 180mm:やや大きめ。大型の魚を扱う店や、漁業関係者向け
- 210mm:大きめ。マグロなどの超大型魚を扱う企業向け
出刃は、刃渡りによって「適する魚の大きさ」が大きく異なります。同じ出刃でも、150mmと210mmでは、完全に別の包丁と言えるほど用途が異なります。
片刃・両刃の違い:
出刃包丁は片刃包丁です。右利き用では右側に刃があり、左側は平らな裏面です。
両刃の出刃も存在しますが、これは本来の出刃ではなく「洋出刃」と呼ばれ、用途と性能が大きく異なります。
向いている職種・料理人:
- 寿司職人(特に回転寿司や大衆寿司店)
- 漁業関係者(漁師、魚加工業)
- 割烹料理人
- 和食全般の調理人
- 鮮魚店の店主
出刃包丁は、和食の基本道具として、ほぼすべての職人が所有しています。
初心者向けか、熟練者向けか:
中級者向け。出刃包丁の使い方は、柳刃ほどは難しくありません。刃を立てて押し切る動作が基本であり、引く動作を習得する必要がないため、初心者でも比較的早く上達します。
ただし、骨をたたき割る際の力加減や、安全性を考慮すると、ある程度の経験は必要です。
選び方のポイント:
-
刃渡りの選択:毎日扱う魚の平均サイズで判断します。
- 小ぶりな魚が中心なら150mm
- 標準的な大きさなら165mm
- 大型魚が多いなら180~210mm
- 家庭用なら150mm以下
-
鋼材の選択:青鋼(持続性)か白鋼(研ぎやすさ)か。出刃は毎日使用するため、白鋼2号を選ぶ職人が多い傾向があります。
-
厚さのバランス:厚すぎると重く、疲れやすくなります。自分の腕力と使用頻度に合わせて選びます。
-
柄の素材:毎日長時間使用する場合は、軽い朴木が疲れにくい傾向があります。
-
重心:刃元に重さがあると、骨をたたき割る作業が楽になります。
使用時の注意点:
- 骨をたたき割る際は、刃を立てて、刃元をまな板に垂直に当てます。刃の側面に力を加えてはいけません
- 骨をたたく際は、握った手の力だけでなく、包丁全体の重さを使用します
- 冷凍魚を無理に切らないこと:解凍後に使用することが原則です
- 身を卸す際は、骨に沿って刃を引き気味に使用し、身と骨をきれいに分離させます
- 使用後は直ちに水で洗い、水分を完全に拭き取ります
よくある間違った使い方:
- 骨をたたく際に、刃の側面に力を加える:刃が欠ける危険があります
- 冷凍魚を直接切る:刃が欠けます
- 刃全体に力を込める(押し切る):出刃の本来の性能が活かせず、疲れやすくなります
- まな板に叩きつける(習慣的な落とし方):刃が傷みます
購入を迷っている人向けの比較ポイント:
出刃包丁を購入する際の最大の迷いは、「サイズ選択」です。
| 毎日扱う魚 | 推奨サイズ |
|---|---|
| 小ぶりな魚(アジ、イワシ) | 150mm以下 |
| 標準的な魚(鯛、スズキ) | 165mm |
| 大型の魚(サーモン、マグロ) | 180~210mm |
| 複数サイズを扱う場合 | 165mmを主軸に、別途150mmか180mmを追加購入 |
白鋼の特徴と適性
最高の研ぎやすさ
白紙鋼の最大の長所は、砥石との相性が極めて良く、非常に研ぎやすいということです。含有炭素量が最適であるため、少ない研ぎ回数でも鋭い刃先を再現できます。自分で包丁を研ぐ人、あるいはプロの研ぎ師にとって扱いやすい材料です。
鋭い切れ味
研ぎ直した直後の切れ味は比類なく、白身魚の薄造りや大根の桂剥きなど、食材の繊維を傷つけない精密な切断を実現します。刃先が細く、鋭いため、食材の細胞膜を綺麗に断つことができます。
切れ味の持続性はやや劣る
炭素量が白紙1号より少ないため、青紙と比べると切れ味の持続性は劣ります。頻繁に包丁を使う調理では、定期的な研ぎが必要です。ただし、研ぎやすいので手入れの負担は軽いです。
錆びやすい
ステンレス系と異なり、含有クロム量がないため錆びやすいです。毎日の使用後は水分をしっかり拭き取り、椿油などで保護する習慣が必須です。
向いている方・用途
✓ 毎日研ぎを行い、常に最高の切れ味を保ちたい料理人
✓ 包丁研ぎが得意で、手入れを楽しめる方
✓ 薄造り・桂剥きなど繊細な技術を要する和食職人
✓ 出刃・身卸出刃など欠けた刃を頻繁に修復する需要がある方
✓ 高級な切れ味を追求する寿司職人・割烹料理人
白八角柄
八角形の柄は手にしっかりとフィットし、長時間の作業でも疲れにくい設計です。白木の清潔感ある仕上がりが、和包丁の美しさを引き立てます。
和包丁専門店 日吉丸刃物
本出刃(白鋼) 150mm
本出刃(白鋼) 150mm
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本出刃 堺吉信作(白鋼)
サイズ(刃渡り) 150mm
出刃包丁は、和食の最も基本となる「魚の捌き」を完璧にこなすための、多用途の職人包丁です。厚さと重さを備えながら、鋭い切れ味で、魚の頭部の切り離し、骨の処理、身の卸し、すべてを一本で対応します。
毎日、新鮮な魚と向き合う職人の手に、最も信頼される包丁の一つです。和食の基本技術を支える、必須の道具です。
サイズ(刃渡り) 150mm

包丁の特徴:
出刃包丁は、和食文化における最も多用途な包丁の一つです。魚を一匹丸ごと捌く際に、頭部の切り離し、骨の処理、身の卸し、すべてをこなすことができます。厚さと重さが特徴であり、刃全体に力を込めて使用することを前提に設計されています。
名前の由来は、江戸時代の堺の鍛冶職人が出っ歯であったことから「出歯包丁(でばほうちょう)」と呼ばれ、後に「出刃包丁」という表記になったとされています。
主な用途:
出刃包丁の最大の用途は「魚の捌き」です。以下の作業すべてを、一本で対応します:
- 頭部の切り離し:魚の頭と身を分ける作業
- 骨の処理:脊椎骨や肋骨を切断する
- 身の卸し(二枚おろし、三枚おろし):身と骨を分離する
- 皮引き:皮を引く際の下地作成
- 鶏肉の処理:鶏の関節を切る(和食では鶏も扱うため)
- その他の骨付き食材:ウサギ、猪などのジビエの処理
適している食材:
- 鯛、ヒラメ、スズキなどの一般的な白身魚(どのサイズでも対応)
- マグロ(特に大型で骨が太い部位)
- サーモン(骨が太いため出刃が最適)
- 真鯛(特に頭部の処理が多い)
- 鶏肉(関節を切る)
- ウサギ、イノシシなどのジビエ
刃の形状:
出刃包丁の刃は、非常に厚く、重たいのが特徴です。刃の側面は直線的で、峰から刃先までの削り込みは、柳刃よりも緩やかです。そのため、刃先の鋭角さは柳刃に比べて劣りますが、刃全体で力強く食材を切り進む設計になっています。
刃は片刃であり、右利き用では右側に刃がついています。刃元付近には、厚みを活かして骨を叩き切るのに用いる、やや丸い刃元部分があります。この部分をまな板に対して垂直に当て、刃の重さと握った手の力で、骨をたたき割ります。
一般的な刃渡り:
出刃包丁のサイズバリエーションは、他のどの包丁より豊富です:
- 105mm~120mm:小出刃。小ぶりな魚や、細かい作業用。家庭用や、小型の魚を扱う店向け
- 150mm:標準的なサイズの小さめ。一般的な飲食店向け
- 165mm:最も一般的なサイズ。毎日様々な大きさの魚を扱う店に最適
- 180mm:やや大きめ。大型の魚を扱う店や、漁業関係者向け
- 210mm:大きめ。マグロなどの超大型魚を扱う企業向け
出刃は、刃渡りによって「適する魚の大きさ」が大きく異なります。同じ出刃でも、150mmと210mmでは、完全に別の包丁と言えるほど用途が異なります。
片刃・両刃の違い:
出刃包丁は片刃包丁です。右利き用では右側に刃があり、左側は平らな裏面です。
両刃の出刃も存在しますが、これは本来の出刃ではなく「洋出刃」と呼ばれ、用途と性能が大きく異なります。
向いている職種・料理人:
- 寿司職人(特に回転寿司や大衆寿司店)
- 漁業関係者(漁師、魚加工業)
- 割烹料理人
- 和食全般の調理人
- 鮮魚店の店主
出刃包丁は、和食の基本道具として、ほぼすべての職人が所有しています。
初心者向けか、熟練者向けか:
中級者向け。出刃包丁の使い方は、柳刃ほどは難しくありません。刃を立てて押し切る動作が基本であり、引く動作を習得する必要がないため、初心者でも比較的早く上達します。
ただし、骨をたたき割る際の力加減や、安全性を考慮すると、ある程度の経験は必要です。
選び方のポイント:
-
刃渡りの選択:毎日扱う魚の平均サイズで判断します。
- 小ぶりな魚が中心なら150mm
- 標準的な大きさなら165mm
- 大型魚が多いなら180~210mm
- 家庭用なら150mm以下
-
鋼材の選択:青鋼(持続性)か白鋼(研ぎやすさ)か。出刃は毎日使用するため、白鋼2号を選ぶ職人が多い傾向があります。
-
厚さのバランス:厚すぎると重く、疲れやすくなります。自分の腕力と使用頻度に合わせて選びます。
-
柄の素材:毎日長時間使用する場合は、軽い朴木が疲れにくい傾向があります。
-
重心:刃元に重さがあると、骨をたたき割る作業が楽になります。
使用時の注意点:
- 骨をたたき割る際は、刃を立てて、刃元をまな板に垂直に当てます。刃の側面に力を加えてはいけません
- 骨をたたく際は、握った手の力だけでなく、包丁全体の重さを使用します
- 冷凍魚を無理に切らないこと:解凍後に使用することが原則です
- 身を卸す際は、骨に沿って刃を引き気味に使用し、身と骨をきれいに分離させます
- 使用後は直ちに水で洗い、水分を完全に拭き取ります
よくある間違った使い方:
- 骨をたたく際に、刃の側面に力を加える:刃が欠ける危険があります
- 冷凍魚を直接切る:刃が欠けます
- 刃全体に力を込める(押し切る):出刃の本来の性能が活かせず、疲れやすくなります
- まな板に叩きつける(習慣的な落とし方):刃が傷みます
購入を迷っている人向けの比較ポイント:
出刃包丁を購入する際の最大の迷いは、「サイズ選択」です。
| 毎日扱う魚 | 推奨サイズ |
|---|---|
| 小ぶりな魚(アジ、イワシ) | 150mm以下 |
| 標準的な魚(鯛、スズキ) | 165mm |
| 大型の魚(サーモン、マグロ) | 180~210mm |
| 複数サイズを扱う場合 | 165mmを主軸に、別途150mmか180mmを追加購入 |
白鋼の特徴と適性
最高の研ぎやすさ
白紙鋼の最大の長所は、砥石との相性が極めて良く、非常に研ぎやすいということです。含有炭素量が最適であるため、少ない研ぎ回数でも鋭い刃先を再現できます。自分で包丁を研ぐ人、あるいはプロの研ぎ師にとって扱いやすい材料です。
鋭い切れ味
研ぎ直した直後の切れ味は比類なく、白身魚の薄造りや大根の桂剥きなど、食材の繊維を傷つけない精密な切断を実現します。刃先が細く、鋭いため、食材の細胞膜を綺麗に断つことができます。
切れ味の持続性はやや劣る
炭素量が白紙1号より少ないため、青紙と比べると切れ味の持続性は劣ります。頻繁に包丁を使う調理では、定期的な研ぎが必要です。ただし、研ぎやすいので手入れの負担は軽いです。
錆びやすい
ステンレス系と異なり、含有クロム量がないため錆びやすいです。毎日の使用後は水分をしっかり拭き取り、椿油などで保護する習慣が必須です。
向いている方・用途
✓ 毎日研ぎを行い、常に最高の切れ味を保ちたい料理人
✓ 包丁研ぎが得意で、手入れを楽しめる方
✓ 薄造り・桂剥きなど繊細な技術を要する和食職人
✓ 出刃・身卸出刃など欠けた刃を頻繁に修復する需要がある方
✓ 高級な切れ味を追求する寿司職人・割烹料理人
白八角柄
八角形の柄は手にしっかりとフィットし、長時間の作業でも疲れにくい設計です。白木の清潔感ある仕上がりが、和包丁の美しさを引き立てます。
